2016年8月4日木曜日

安全講習会

安全講習&レースコース練習会

1. 安全講習編
A 1人で走るとき
⑴自転車のセッティング

①ポジション:背中、肘、膝に余裕のあるフォーム。身体の一部が伸び切るような状態はNG。


②レバーの位置:自然な腕の角度でブレーキが握れるか。


③走る前に:空気圧やネジの緩み・各部にガタがないか確認。注油も忘れずに。
※トライアスロンは必ずシートピン・ポストのネジを出走前にチェック。必ず予備を持っておく。



⑵ペダリング

①ペダルは踏むのではなく、回すもの。腰回りを中心に動かす意識。
②平坦では90回転±10回転が基本。加速する時も回す事を意識。上り坂は65回転〜75回転でOK。トライアスロンは可能な限り一定ペースで。ロードレースの場合はアタックや再加速に対応出来るギア比&ケイデンスで。

⑶ブレーキの掛け方、曲がり方
①前後ブレーキの使い方、急ブレーキのフォーム


②ハンドルで曲がるのはダメ!体重移動で曲がる。
③バイクを倒してみよう。外脚荷重と低重心の重要性。


⑷段差や障害物の対応
①段差越えでパンクしない為の体重移動
②跳び越える?!


B 集団の走り方
⑴前後左右の間隔の取り方
①前後位置:前の人の背中や後輪を見ないで、前の人の肩越しに集団前方を見る。間隔を一定に保つ。(間隔が安定しないと無駄に漕いで、ブレーキの繰り返しになってしまう。)
②横位置:徐々に間隔を狭くして走れる様になると、空気抵抗が少ない
③慣れないうちは車輪を重ねないようにしましょう。


⑵集団走行時のペダリング、変速
①回転数:なるべく集団のメンバーの動きに揃える様に、あまりに違う回転数は集団内での差を作る原因に。
②変速:集団内での1人だけ違うギアを使って走るのは、1人だけ疲れ方が違うという事。速い選手のマネをしよう。

⑶接触時、障害物への対応

①ぶつけられても逃げない。優しく押し返してあげるイメージ。
②ぶつかってしまっても、急ハンドルやブレーキは厳禁!
③障害物を発見したら、すぐに合図!わかりやすいアクション&大きな声で!メッセージは伝わらなければ意味無し。


⑷1列走行、2列走行
①1列走行:高速走行時の基本
②2列走行:巡行時の基本


⑸先頭交代、ローテーション
①先頭に立っても急にペースを上げない。一定ペース。
②キツイ時は疲れを感じる半歩手前で交代する。
③下がるタイミング、踏み直すタイミング感覚を身につけましょう。


⑹並走時のコーナリング

①イン側の選手は外に膨らまない様に、余裕のあるブレーキングと進入速度で。
②アウト側の選手は、イン側の選手に合わせてあげるのと、相手の視界に入る位置で曲がる事。


⑺集団内での補給
→どっちの手を使います?


2.レースコース練習会
①実戦的な隊列走行とコースのライン取り
②集団走行時の戦術

ヒント
トライアスロン(オリンピックディスタンス)
40kmを如何に無駄な労力なく速く走るかがポイント。バイクの位置がランの順位を大きく左右することがあるので、自分の周りの選手と一つ前の集団についていく為に協力が必要。集団内の小競り合いや勝負に絡まない位置でのアタック等はあまりよろしくなく、Steadyに走る事が重要ポイント。よって集団走行の技術で省エネかつ効率的に速度を維持する事が非常に重要。


ロードレース(クリテリウム)
30分〜2時間程度の短時間ハイペースなレース展開。アタック・ダッシュが常に掛かる為に集団後方に追いやられたら脱落してしまう。常に集団前方に居座れるだけの集団走行技術とスピード・先頭交代をこなせる実力がレースで活躍する為の大前提。

ロードレース(長距離)
3-5時間に及ぶ長時間レースの為、体力を温存する事・アタックに瞬時に対応すると言った、一見二律背反するようだが、マラソン選手と短距離選手の両方の能力を兼ね備える必要がある。登りが速い選手が活躍出来ることも多いが、相応に平坦や下りのハイスピード区間が多いコースがほとんどなので、勝負所まで到達できる様な集団内での位置取り等が非常に重要。(※欧州のレースでは上り坂に入る前にアタック合戦が始まり、スピードのないヒルクライマーはそこで脱落する。(その点でクリテリウムの走力は長距離ロードで活躍するにあたっても必須))


3.質疑応答
日々のトレーニングのコツなど(希望あれば)

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